先日、新潟市へ出張で行って来ました。新潟市へは何回も行っているのですが、今回は時間があったので、途中下車して長岡駅で降りてみました。
長岡駅を降りてまずランチを食べようとネットで調べたお店へ行くために、駅直結のペデストリアンデッキを利用したのですが、出口を間違えて「アオーレ長岡」という施設に入ってしまいました。
市民ホールか何かかなと思ったら、市民ホールも図書館もアリーナも市庁舎も備えた施設でした。駅直結の場所にこういった施設があるのは珍しいなと思いました。
また、その施設の前の通りには「大手通り」と標記があるので、お城が近くにあるのだろうなと思いました。
長岡の滞在を終えて新潟へ向かうために駅構内の待合室の椅子に座ったら、私の目の前に駅に関する案内板がありました。なんと今の長岡駅がある場所に長岡城があったとの記載がありました。それですべての疑問が解けました。
その案内板にも日本では他にあまり類がないように書いてありました。ほんとうに珍しいケースだと思います。どういう経緯でそうなったのか気になるところです。どういう議論があったのか興味が湧きます。
私の故郷では、明治時代に街中に鉄道を通す案に「城下町の風情が壊れる」と反対運動が起こり、その案は実現しなかったと聞いたことがあります。むしろ似たようなケースは至る所であったのではないでしょうか。イノベーションには抵抗が付きものです。
今回の途中下車には思わぬ発見がありました。自分の足を使い、直接自分の目で見ることの意義を改めて感じました。効率ばかりを求めないでいろんな途中下車をしたいと思います。