漸く風の冷たさを感じるようになりました。私にとって腕時計を身に付けることができる季節の到来です。

私は腕時計を付けているときに汗を掻くと、手首が痒くなってかぶれてしまいます。そのため、夏の間は腕時計を身に付けないことにしています。

若い頃は大丈夫だったのですが、40代後半頃からでしょうか。かゆみがでるようになりました。

街を歩いていると時間が気になって、屋外の時計を探すことがあります。ポケットにある携帯電話を見れば済むことなのですが、ついそうしてしまいます。ポケットから取りして開くアクションを手間に感じることがあります。

この夏は街中の大きな時計が減っていることに気付きました。 

昔は商店街の小さな店の中にも、外からも見えるように時計がありました。広場にも公園にも商店街の通りにも商業施設にも学校にも。腕時計が無くても時間を知ることが出来ました。さすがに駅にはまだ残っている場所が多いように思いました。

機会があれば時計メーカーに、大型時計の売上推移を聞いてみたいと思います。

これもコストカットなのでしょうか? 収益に直接結び付かない設備投資は、優先順位が低いとして設置や更新が見送られたのでしょうか? スマホの普及により必要性が減ったと判断されたのでしょうか? これも自己責任でしょうか?

街中の時計も社会共通資本の一つとして残して欲しいものです。

私の行きつけの焼き鳥屋さん(博多駅の近くにあります)にある時計は、いつも10分進んでいます。お客さんが電車に乗り遅れないための心遣いのようです。

自然と目に入る場所にある時計は、いつの時代も存在価値があるものです。