昨年末に焼き立てのバケットを買って帰って、何もつけずにそのまま食べました。そうしたら、小麦の香りを感じてとても美味しく頂けました。それ以来、トースターで焼いた食パンも何もつけずに食べることが当たり前になりました。
最近の食パンは美味しくなっています。またトースターの性能も相当にレベルアップしています。その両方が相まって、焼き立てのパンに負けないくらいトーストを美味しく味わえるのだと思います。
昔はトーストにはバター、ジャム、ピーナッツバター、チーズ、はちみつ等のわき役が欠かせませんでした。その習慣を疑いもせず続けて来ました。その代償として、パン本来の風味を感じられなくなっていたようです。
何もつけずに食べるようになって、どこのお店のバケットが美味しいか、どのメーカーの食パンが美味しいかを明確に感じるようになりました。こうしてファンが生まれるのでしょう。もちろん好みがありますので、一概には言えませんが。
そう言えば、天麩羅、とんかつ、お蕎麦などはまず塩をつけて食べることを推奨しているお店があります。旬の素材やブランド素材の味や香りを感じて欲しいのでしょう。私は塩を置いていないお店でも、塩をもらうことがよくあります。
それでもたまに、たっぷりとバターやジャムをつけてトーストを食べたくなるので不思議です。